審査: 黒水 律子 ・ 山口 博信 ・ 植松 佳春 ・ 米子 浩幸 (講評)
樹齢数百年であろうガジュマルの木の生命力がよく表現されている。 少し離れた石門を右側に配置することにより、遠近感も感じられる。 モノクロにしたことがさらに力強さを 増し最優秀賞にふさわしい作品となった。
台風の余韻で荒れている海の躍動感を スローシャッターでうまく表現している。海全体ではなく、舞い上がったしぶきにだけ光が当たる瞬間を 狙いシャッターを切る。これがさらに躍動感と、立体感を増している。
平尾台の奇岩。穴が開いたようなところに野生のコデマリが咲いている珍しい風景だ。魚眼レンズを使い岩のデフォルメを強調した表現は、秀逸だ。程よい夕日と雲の形が作品により迫力を与えている。
草千里 烏帽子岳の上に広がる天の川は、神秘的だ。 無風状での撮影で池に移っている星が、静寂を感じさせる。 恵まれた撮影条件をみごとモノにした一枚だ。